クリスチャン新聞「福音版」は、キリスト教入門への月刊新聞(タブロイド判)です。
 分かりやすい聖書からのメッセージの第1面と、クリスチャンの人間ドキュメントを掲載している第4面(最終面)はカラー刷りです。
 キリスト教信仰と現代的な問題との接点、家庭や親と子のコミュニケーション、日本の風土・生活習慣とのかかわりなどを分かりやすく紹介するエッセーや連載を毎月掲載しています。
7月画像

聖書のことばに聴く

あなたが情け深くあわれみ深い神であり、怒るのにおそく、 恵み豊かであり、わざわいを思い直されることを知っていた……
旧約聖書・ヨナ書4 章2 節

聖書のことばに聴く

木陰の恵みは誰にでも

 暑い季節がやってきました。かんかん照りの野外でちょっと木陰に入ると、それだけで生き返った心地がするものです。そんなとき一本の木がそこにあるありがたさを感じます。聖書の舞台である中東の日照りの強さは、日本の比ではありません。旧約聖書のヨナ書に、ヨナという人が旅先の異郷の地ニネベで、太陽が照りつける中、頭上に木陰を作ってくれる一本のとうごまを喜んだという話が出てきます。その木は、ヨナの不きげんを直そうとして神が備えたものでした。


連載 第 147回

晴考雨読 〜時代を透かしてみれば〜 「小さいことからはじめる」

永井信義 (宮城・東北中央教会 牧師)

   毎年、新年度(四月)や新年(一月)を迎え、「今年こそは」とさまざまな目標を立て、取り組んでいくのですが、なかなか続けることができない。ダイエットや運動、日記をつけることや整理整頓など、しっかりとゴールを設定するのですが、三日坊主で終わってしまう。このようなことを多くの人(もちろん、私もその中に入っています)が経験しているのではないかと思います。始めても続けることが難しいのにはいろいろな理由があると思いますが、そのひとつに目標が大きすぎる、ゴールの設定が高すぎるというものがあります。


連載

人間の物語から神の物語へ−聖書の世界に生きた人々 87

デボラ−そこに隠れた母性を見る−  士師記4〜5章

堀肇(ほり・はじめ)(鶴瀬恵みキリスト教会牧師、ルーテル学院大学総合人間学部非常勤講師、御茶の水聖書学院講師、臨床パストラルカウンセラー)

  偏見なのか好き嫌いなのか分かりませんが、牧師として長い間話をしていても、連続説教や聖書研究会の学びなどは別として、わざわざ礼拝説教で取り上げることのなかった人物や物語というものがあります。その一人は「士師記」に登場する女預言者デボラです。物語が戦いに関する記録のみということに心理的な抵抗感があったからかもしれません。


連載 第75回

あなたのことが好きだからー人間の不思議を見つめる心理学エッセイ

碓井 真史( 新潟青陵大学大学院教授・ スクールカウンセラー)

  夏がやってきました。海に山に川に、子どもたちの元気な声が響いています。しかし、不幸な事故も起きます。夏は水の事故が多発する季節でもあります。子どもが溺れたりしたら、親は思わず飛び込みたくなるでしょう。しかし、もしも一緒に溺れてしまえば、後から来た救助隊は、二人の人を助けなくてはなりません。これではかえって子どものいのちを危険にさらすことになります。飛び込む勇気を、冷静さに変えなくてはなりません。


ハワイからの手紙 やさしい風に吹かれて-63

天国の家・ハレクラニ

飯島 寛子(エッセイスト・ラジオDJ)

    先日すばらしいミュージッシャンとの出逢いがありました。アメリカ音楽界最高峰のグラミー賞でハワイアン音楽部門ベスト・アルバム賞を六年連続で受賞しているダニエル・ホーさんがスタジオ・リムに来られました。彼はB'zのギタリストの松本孝弘さんと共演し、アルバム「E l e c t r i c I s l a n d ?Acoustic Sea」を製作しました。そのお披露目と、日本の衛星放送局「WOWOW」の撮影のために松本さんもハワイに来られました。   

ひとそのあしあと

今あるものに目をとめよう

今月のひと…「任意売却119番」を運営する 富永 順三 さん

借金に苦しむ人をなんとか助けたい

富永順三さんを、ある牧師は“現代版ヨセフ”と評する。旧約聖書創世記に登場するヨセフは、若い頃家を追われて苦労の末に、多くの人を助ける立場になり、家族との再会を果たした。富永さんの人生はまさにヨセフの歩みに重なる。借金のために家族離散の苦労を味わい、聖書のことばに支えられて、人を憎まず恨まずに懸命に生きてきた。自らの体験からローンや借金に苦しむ人を救済する事業に着目、「任意売却119 番」を運営する。キリスト教精神を礎にしたこの仕事を通して、苦しむ人に「脱出の道」と希望をもたらしている。