クリスチャン新聞「福音版」は、キリスト教入門への月刊新聞(タブロイド判)です。
 分かりやすい聖書からのメッセージの第1面と、クリスチャンの人間ドキュメントを掲載している第4面(最終面)はカラー刷りです。
 キリスト教信仰と現代的な問題との接点、家庭や親と子のコミュニケーション、日本の風土・生活習慣とのかかわりなどを分かりやすく紹介するエッセーや連載を毎月掲載しています。
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人はパンだけで生きるのではなく、 神の口から出る一つ一つのことばによる

           −新約聖書・マタイの福音書4章4節

パンだけで生きるのでなく

 「人はパンのみにて生くるにあらず」|日本語の格言のようになっていますが元は聖書のことばです。人間には物質的な食物だけではなく精神的な満足が必要だという意味でよく使われます。ある人材マネジメントのサイトでは、金銭的報酬だけでなく、仕事のやりがいや自己実現、評価、働きやすさなど非金銭的報酬が大事だと説明されていました。それなりに役立つ教訓ですが、聖書が言おうとすることは別にあります。



連載 第 142回

晴考雨読 〜時代を透かしてみれば〜

永井信義 (宮城・東北中央教会 牧師)

「十分な睡眠のために取り組む」

 昨年読んだ本、ジェームス・ブライアン・スミス著『エクササイズ』(副題は「生活の中で神を知る」、いのちのことば社)の中では、「魂を鍛えるエクササイズ」としてまず取り組むことが提案されているのが「睡眠」です。著者は私たちが抱えている現状について次のように指摘しています。


連載

人間の物語から神の物語へ−聖書の世界に生きた人々 82

堀肇(ほり・はじめ)(鶴瀬恵みキリスト教会牧師、ルーテル学院大学総合人間学部非常勤講師、御茶の水聖書学院講師、臨床パストラルスーパーバイザー)

ヨセフとその兄弟−1人の存在の持つ意味− 創世記37章

 人生を振り返ってみると、この人に出会っていなければ、あの人がいなかったら、今はどうなっていたのだろうかと思い、ふと一人の人間存在の重みを身に染みて感じることがあります。聖書の中でその辺りのことを考えさせられるのは、エジプトの宰相となったヨセフとその兄弟たちの物語です。


連載 第70回

あなたのことが好きだからー人間の不思議を見つめる心理学エッセイ

碓井 真史(新潟青陵大学大学院教授・ スクールカウンセラー)

 あなたは、どんな「力」をお持ちですか? 体力、知力、記憶力、決断力、指導力、実行力、想像力、共感力、経済力、精神力、それから底力や目力などなど、人にはさまざま能力があります。能力のある人は、人生の成功者になるでしょうか。心理学の研究によると、実際の有能さよりも有能「感」が、人生を左右すると言われています。

ハワイからの手紙 やさしい風に吹かれて-56

ウミガメ物語

ハワイ在住のDJ・エッセイスト 飯島寛子 さん

日本の童話の中で最も有名なものは「浦島太郎」でしょう。カメは南太平洋諸国ではとても身近な存在で、神聖さと平和の象徴とされています。ハワイ語で「ホヌ(Honu)」と呼びますが、多くの工芸品やジュエリーのモチーフとなっています。


ひとそのあしあと

二度と戦争しない誓いを歌に込め

「幸せなら手をたたこう」作詞者 木村 利人さん

「フィリピンの人たちが、次第に心を開き、親切を態度で示して≠ュれた」

誰もが知っている「幸せなら手をたたこう」。坂本九が歌ったこの歌は、東京オリンピックを機に世界中に広まっていった。しかし、この歌が戦争の苦しみ、痛みから生まれたことを知る人は少ない。作詞者の木村利人さん(早稲田大学名誉教授)は二十五歳の時、フィリピンのワークキャンプに参加。戦後十四年のフィリピンはまだ戦争の爪痕が生々しく、反日感情も激しかった。しかし、現地の若者は「愛し合い、赦し合って生きよう」と、日本人の木村さんに態度で示してくれた。その思いを歌にしたのが「幸せなら手をたたこう」だった。この誕生秘話が二〇一六年夏、NHK BS1スペシャルドラマ「幸せなら手をたたこう0名曲誕生の知られざる物語0」として放映された。