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【 クリスチャン新聞掲載号 : 2014-03-30 】
日基教団 仙台で東日本大震災国際会議を開催

世界に原発の根本問う


日本基督教団(石橋秀雄議長)は、3月11〜14日に東日本大震災国際会議を宮城県仙台市の東北学院大学の協賛をえて同大学において主催・挙行した。主題は、「原子力安全神話に抗して-福島からの問いかけ-」。同国際会議実行委員長の伊藤瑞男氏が大会についてレポートする。


この国際会議の意図は、東日本大震災によって引き起こされた福島第一原子力発電所事故の深刻さ、原子力発電が抱える根本的な問題、今日のキリスト教会及びキリスト教信仰が問われていることについて、国内外のキリスト者たちと共に講演や討論によって理解と学びを深め、さらに世界に向けて声明を発信することである。
 会議の流れについて言えば、初日は3月11日なので、東日本大震災3周年記念礼拝を東北学院の礼拝堂で行い、一般公開とした。引き続いて、姜尚中聖学院大学教授による記念講演(演題「犠牲のシステムを超えて-ミナマタ・ヒロシマ・フクシマ-)を行い、これも一般公開とした。この後レセプションを大学食堂で行い、親睦を深めた。
 2日目以降は、島薗進上智大学教授から、宗教学者として、「原子力発電の非倫理性と宗教からの声-福島原発災害後の苦難の中から-」と題して基調講演を、近藤勝彦東京神学大学前学長から神学講演を「エネルギー政策転換のカイロス-キリスト教神学の視点から福島原発事故を考える-」と題して語っていただいた。
 次に、「震災学」を実践し、深めておられる東北学院大学からの報告(阿部重樹教授、宮本直規講師、長島心一学生)、会津放射能情報センター代表の片岡輝美氏とアジア学院副校長の荒川朋子氏による現場からの報告、海外教会からの報告(ドイツ:ズィーデントップ博士、台湾:林俊義博士、韓国:アン・ホンテク牧師、スイス:オットー・シェーファー牧師、アメリカ:ジョン・ヒル氏、ドイツベルリン宣教会:パトリック・シュナーベル牧師、カナダ:メアリー・ルー・ハーレイ博士)を聞いた。
 最後に、参加者が加わる討議では、パネルディスカッション、グループディスカッション、声明文をみんなで決める全体協議があった。
 なお、会議終了後、主に海外からの参加者のためのスタディーツアーを行い、女川原発と、石巻市における津波被災地を見学した。
 これらのプログラムはすべて、日本語、英語、
中国語、韓国語の間の同時通訳と逐語通訳によってコミュニケーションの疎通を図った。
 国際会議の参加者は250名、その内海外からは70余名、初日の記念礼拝と記念講演の出席者は550名であった。(レポート・伊藤瑞男=同国際会議実行委員長)(3面につづく)

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